身体障がい者(難聴ゲーマー)時代 その2

こんにちは、身体障がい者のアッシャー木村です。私は視覚障がい(網膜色素変性症)と聴覚障がい(感音性難聴)の2つを合わせ持つアッシャー症候群と呼ばれる難病を抱えています。

しかも数万人に1人という選ばれし逸材です。進行性の病気のため、弱視+難聴の今だから出来ること、伝えることが出来ると信じています。

ここでは、身体障がい者(難聴)として過ごしてきた青年期(高校~大学)にさかのぼってお話致します。青春をゲームが急上昇する時期となり、障がいの話よりもゲームを通じて人間的に成長出来た部分を中心に伝えていきます。

数々の失敗を経験しながらも全国ハイスコア1位をこの手に掴み取るまでの
過程をしばしお付き合いください。

第14語ン
「対戦はPDCAサイクルで強くなれ!?

主にストリートファイターⅡを代表とする対戦格闘ゲームを遊びました。

初めはCPU(コンピューター)戦でキャラの特徴を掴み、技の練習します。

ある程度、思う通りに動かせるようになったら、いよいよ友達と対戦に臨みます。

負けても何も考えずに再戦することもありますが、基本的に負けた試合の

反省点から勝つための行動を意識するようになります。

今で言えば、PDCAサイクルを実行していたんだなぁと思います。

PDCAというけれど、具体的にはどうするの?

PDCAは「Plan・Do・Check・Action」の頭文字を並べた言葉で、それぞれの意味は、以下のように言われています。

Plan:計画を立てる
Do:実行する
Check:評価する
Action:改善する

PDCAは「PDCAサイクル」という言い方もされます。P→D→C→Aときて、Aからまた次のPに進む。このサイクルを「クルクルと回し、継続的に仕事の品質を高める」のが大切だと言われています。

<「Plan」に関する具体論>

・仕事のゴールイメージ
・ゴールイメージのすり合わせ方
・すり合わせに役立つ質問
・ゴールイメージの松竹梅

<「Do」に関する具体論>

・中間ゴールイメージ
・意識するから気づく
・ささやかな調査や実験
・観察は攻めの行為

<「Check」に関する具体論>

・振り返りのバランス
・評価や意見を取りにいく
・聞き方で情報を引き出す
・経験情報の「3点セット」

<「Action」に関する具体論>

・「そのまま」と「ひとひねり」
・自分の記憶に頼らない仕掛け
・マイセオリーの作り方
・「学び方」を学ばせる

<全体のとらえ方>

・積み重ねる人、繰り返す人
・学びの生産者
・種まきと収穫

引用元:PDCAというけれど、具体的にはどうするの?|仕事を通じた学び方

こうして友達と切磋琢磨して腕を磨くと、駅前のゲーセンへ戦場を場を移して

見知らぬ人との対戦に挑むようになります。

やはり上手い人、強い人にはそれ相応の理由があり、

動きを見て真似したり、ゲームの中で拳を交わした戦いを通じて

学ぶことが多くありました。

キャラクターごとに特徴があり、接近戦が得意だったりとか、

間合いを制するのに長けているキャラクターだったりとか、

素早い動きで翻弄してペースを握りチャンスを掴んだりとか。

つまり自分のキャラクターの長所と短所、

相手キャラクターの長所と短所を熟知した上で

自分のキャラが長所を生かせるように立ち回ることなのです。

それは社会人になった今でも同じようなことが言えるでしょう。

1対1で誰かと戦う場面は滅多にないですが、

自分の長所と短所を把握した上で、強みを生かした仕事で立ち回ること。

それが会社でも認められるようになる重要な一歩だと実感します。

例え、障がいがあったとしてもそれも立派な特性であり、

ある特定の場面によっては健常者以上の力を発揮できるハズです。

もし思うような結果が出なくてもいいのです。

失敗の繰り返しでもPDCAサイクルで継続していけば

いつか成功します。

9回失敗して10回目に成功すれば、

それは結果的に成功とみなされるのです。

まずは自分というキャラクターを客観的に捉えて

腕を磨いて行きましょう!

次回へつづく

【次回予告】アッシャー症候群(USH)に光を照らしておくれよ!

「USH!」「USH!」アッシャー症候群 TypeⅡのアッシャー木村がお送りする

拝敬!パイナップル先輩!!

今回の語りは、キャラクターの特徴を掴み

長所と短所を知ること。強みを生かすことでした。

ゲームでもリアルでも短所を補うより、長所を伸ばす方が

良い結果に繋がりますね。

次回、第15語ン
「世界を知れ。人は誰もが師匠なのであるッ!?」

人生で大切なことは、ゲームで学んだ。

パイナップルの世界は広いです。

沖縄にはパイナップルパークがあるのです!

いつか訪れてその世界に酔いしれてみたい。

それまで期待と希望を胸に秘めて待つべし!!

次回も逃さず絶対(ぜってぇ)見てくれよな!

皆にシェアしよう!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする