身体障がい者(難聴ゲーマー)時代 その8

こんにちは、身体障がい者のアッシャー木村です。私は視覚障がい(網膜色素変性症)と聴覚障がい(感音性難聴)の2つを合わせ持つアッシャー症候群と呼ばれる難病を抱えています。

しかも数万人に1人という選ばれし逸材です。進行性の病気のため、弱視+難聴の今だから出来ること、伝えることが出来ると信じています。

ここでは、身体障がい者(難聴)として過ごしてきた青年期(高校~大学)にさかのぼってお話致します。青春をゲームが急上昇する時期となり、障がいの話よりもゲームを通じて人間的に成長出来た部分を中心に伝えていきます。

数々の失敗を経験しながらも全国ハイスコア1位をこの手に掴み取るまでの
過程をしばしお付き合いください。

第20語ン
「全国への道。超絶怒涛の予選を勝ち抜け!!

とあるゲーム雑誌の

とあるニュース記事が

とある舞い込んできたのである。

当時私が一番やり込んでいるゲームの

全国大会が開催されるとの発表だ。

対戦人口も少なくなり、

マンネリ化しつつあった状況下で

己を奮起させるには十分過ぎる吉報であった。

最初の条件は

メーカー直営店の店舗予選にエントリーして

そこで優勝して店舗代表になること。

次の条件は

隣県含む店舗代表者でエリア大会があり

そこで1~2位までの人が

全国大会へ出場できる。

・・・なるほど。

シンプルに勝ち続ければ良いのだ

早速だが駅前の店舗にてエントリーした。

下記の過去記事にも載せているが

私は幼少期の頃からあがり症で

プレッシャーに弱い。

第6語ン「アクマのプレッシャー。練習強者のあがり症!?」

こんにちは、身体障がい者のアッシャー木村です。私は視覚障がい(網膜色素変性症)と聴覚障がい(感音性難聴)の2つを合わせ持つアッシャー症候群と...

しかしながら、、

県内で一番レベルの高いゲーセンで遊んでおり、

負けるのも身内しかいない状況なので

普段の対戦と同じ感覚で緊張はあまりなかった。

さて、私の初戦の相手は見かけない人だったが

大会前の野試合で対戦しており、あまり強くなくて

全く負ける要素は皆無だった。

全国大会への道。

始まりの序章にすぎない

1回戦開幕である。

「Ready Fight!」

普段通りにいけば大丈夫。

攻撃がヒットして

順調にダメージを奪っていく。

そして

大技を披露して華麗にダメージを奪う。

ハズだった・・・

しかしそこに至る前に

大技で吹き飛んだのは自分の方だった。

「なっ!?」

想定外の攻撃である。

その攻撃は知らないネタではなかったが、、

あまりにも汎用性がなく、限定され過ぎて

実践投入には向かない技だったのだ。

対戦で当てるには宝くじが

当選するレベルのものなので

普段から宝くじを当てようという人は

皆無なのだ。

どのくらいありえないかと言うと

例えるならば、

遅刻しそうな朝の通学路で

曲がり角に入る瞬間、

パンをくわえた女学生とぶつかって

「ゴメン!」

と謝りながらも、慌てて学校へ着くと

新しい転校生がその女学生だった。

・・・

というくらい

ありえないのであるッ!(力説)

何となくおわかりいただけただろうか?

「ただの偶然に違いないっ!」

しかし、同じシチュエーションで

もう一度狙ってきている意志が

見受けられたのだ。

あまりの想定外のことに

パニックになってしまった。

以下、テニスの場合の例ですが

ゲームにも通ずるものがあります。

1.余裕がある人は、何が違うのか

良い意味で、失敗も想定済、なんですよね。

このショットは、自分にとってチャレンジなのか、確実なショットなのか、をしっかり理解している。

理解しているからこそ、その結果に驚くことも無い。

余裕がある人は、自分をよく知っているような雰囲気がありますよね。

つまり、練習からしっかり「チャレンジのショット」も打っている。

比較的慣れていない相手、とも積極的に打ち合っている。

だからこそ、試合でも近い感じでプレー出来るんだと思います。

2.パニックになる人は、大局観が無い

試合を、俯瞰して遠くから見れているかどうか。

失敗ですぐにパニックになる方、は試合を大きく見ていくことが出来ない。

失敗=失点、負けにつながるもの、としか考えていない。

視野が狭いと、本当にパニックになりがちですからね。

パニックになること・・・を、どこかで癖付いているような人も多いですよね。

失敗して大声を出して、それを演じているなら良いんですけど。

試合の局面だけ、次につながっていく部分が見えない人は、本当に試合で勝てないです。

3.余裕を作ることは、自分の工夫次第

きっと、これも技術じゃないと思います。

余裕がある人は、自分で工夫が出来る人。

誰だって、失点の後は落ち込むし、がっかりする。

でも、それをどう次につなげていくか、ですからね。

呼吸法を変えるのも良いし、自分のポイントを整理して相手のプレッシャーを考える、のも有効です。

また何より、自分のポイントを冷静に分析出来るかどうか、ですね。

チャレンジすること、すごく良いこと。

でも、ポイントのシチュエーションを考えて実行していくこと、が大事ですね。

4.失点して良い場面、悪い場面を作るだけでも違う

私は、こうやって試合を進めます。

「ここは失点しても、相手にプレッシャーをかけよう」というポイント。

「ここは絶対、自分からはミスしない、相手に決められたら仕方ない」というポイント。

大きくはこの2つ、ですかね。

「絶対に失点してはいけないポイント」を作ってしまうと、そりゃパニックにもなります。

言葉で整理して、自分に余裕を持たせておくこと。

大事だし、直ぐに出来ることだと思いませんか?

引用元:失敗しても余裕がある人、すぐパニックになる人|T-PRESS

パニックになって真っ白になったところで

気が付けば1本先取されていた。

少し考える時間が出てきたが

今度は疑心暗鬼に陥る状況。

  • 大会前の野試合は手加減していた?
  • まぐれではなく狙っている?
  • いや、やはりまぐれか?
  • 他にも何か隠し持っている?
  • なぜ?そんなにリスクを取れる?

等など・・

目の前の闘いに消極的になり、

迷いがある状況下では

動きに精彩を欠けたまま

歩内のキレがないまま

敗れ去りました・・・

正直、パニクってからの試合内容は

全く覚えてないです。

私に勝利したその方は

間違いなくダークホース!

ではなく2回戦落ちでした。

友達の分析によると

ただ彼の強引な暴れスタイルが

上手く噛み合ってしまった、、

という結論に達しました。

こうして、私の全国大会予選は

初戦敗退で終えました。

落ち込みました。

その日の夜は

大層 涙で枕を濡らした そうじゃ・・・。

次回へつづく

【次回予告】アッシャー症候群(USH)に光を照らしておくれよ!

「USH!」「USH!」アッシャー症候群 TypeⅡのアッシャー木村(Usher Kimura)がお送りする

拝敬!パイナップル先輩!!

今回の語りは、意気込んで参加した全国への道。

ホームでの大会で緊張せずにいたら、

あっさり初戦敗退というオチです。

これはもう旅に出るしかありません。

次回、第21語ン
「全国への道。傷心旅行という名の希望編!?」

人生で大切なことは、ゲームで学んだ。

悲しいことがあった時に

パイナップルジュースを飲むと

酸っぱいどころかしょっぱいことも

たまにあるよね。

えっ?それは涙の味だって?!

これが涙のリクエストだったんじゃな・・・

次回も逃さず絶対(ぜってぇ)見てくれよな!

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