【視覚障がい者向け】LINEビーコンで次世代点字ブロック登場!道案内も進化【VIBLE by &HAND】

点字ブロックにLINEビーコンを埋め込む道案内の新構想!

こんにちは、身体障がい者(弱視&難聴)兼ITエンジニアのアッシャー木村です。

期待できる技術の1つ「VIBLO by &HAND」は声で視覚障がい者をサポートする新たな歩行サポートシステムです。

以前当ブログで紹介した下記とは別の方法でガイドするシステムです。

視覚障がい者がQoL向上させる技術。点字ブロックを利用した道案内AIカメラ(仮)の実証実験から、歩行サポートシステムの将来を視てみよう。

VIBLO by &HAND利用シーン

では実際にVIBLO by &HANDを使うとどう変わるのか?

実際の動画を見ていきましょう

普段利用する点字ブロックだけではどこに向かっているのか?何を警告しているのか?が不明です。歩きなれた道ならば覚えてしまいますが、初めて行く場所だと特に不安になります。

しかしながらこのシステムでは音声ガイドにより、不安を取り除けるシステムを構築出来ていますね。

その仕組みについて紹介します

VIBLO by &HAND を構成する4つの仕組み

VIBLO by &HANDの4つの仕組み

大事な4つの仕組みについて知る必要があります。

これらを1つずつ説明していきましょう。

1.VIBLOブロック(ビーコン内蔵の次世代点字ブロック)

ビーコン内蔵の次世代点字ブロック

LINEビーコンを埋め込む次世代の点字ブロックです。

ビーコンとは?

Bluetooth(近距離無線技術)を用いた位置特定技術です。

この機能をオンにしているスマホが数十m以内にあるビーコンを検知できる仕組みです。

例えば、図書館の本の位置を調べたり、ユニクロで商品の詳細情報を表示させたりできます。大人気ゲームのスプラトゥーンでもビーコンで位置特定できますね。

Bluetooth機能をオンにしたスマホを持ちながら、このVIBLOブロックに近づくとこの位置情報を用いて目的地までのルート案内として音声で利用されます。

2.LINEのAIスピーカー「Clova(クローバ)」

Clova(クローバ)

クローバを通して目的地を声で伝えるとルート設定してくれます。動画でもありましたが、家族の方がクローバに利用者の現在位置を確認するのにも大変役立ちます。

3.LINE

LINEで取得した情報を表示

LINEビーコンで取得した位置情報やルート案内等をLINE上に表示されます。今回はビーコンやアプリもLINEを利用したシステムになり、誰でも親しみやすいアプリになります。

4.無線イヤフォン「Xperia Ear Duo」

Xperia Ear Duo

スマホから音声を聴くための無線イヤフォンです。

この機器を指定している理由は、耳穴を完全に塞がない設計の為、周辺音を遮断せずに音声を聴くことが出来るからです。安全性を考慮している故の機器選定になりますね。

VIBLO by &HANDのまとめ

改めて利用の流れを伝えると下記のようになります。

Lineビーコンを用いた点字ブロック

画像引用元:声で感じる安心。声でつながるやさしさ。| &HAND

概ねどういう物か把握出来ましたでしょうか。

あとは体験してみるのが一番の近道だと考えています。

現時点では予定している体験会のお知らせは無いようですが、興味のある方はお問い合わせしてみてください。

公式サイトはコチラより

既存の点字ブロックを利用した技術は3つある!

私がこれまで見てきた限りでは視覚障がい者をガイドする技術は、現時点で3つあると認識しています。

  1.  
  1. ビーコンで位置情報を特定して案内
  2. GPSで位置情報を特定して案内
  3. AIカメラで前方を処理する技術

いずれも一長一短ありますが、どの技術を使うにしても私と同じ視覚障がい者が安心して外出できるような世界になって欲しいと願っています。

これらの取り組みは視覚障がい者だけでなく、高齢者や子供にも利用できる安心で優しい技術になるためユニバーサルデザインにも近づける良き製品になるよう期待しています!

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