【視覚障がい者向け】「歩行レコーダー」でトラブルから身を守れ!

自分の身は自分で守る時代

視覚障がい者のマストアイテムになるッ!

こんにちは、身体障がい者(弱視&難聴)兼ITエンジニアのアッシャー木村です。

常日頃気になっていたことがあります。

全盲や弱視の視覚障がい者が

外出先でトラブルに巻き込まれたとき

身の潔白をどう証明すれば良いのか?

例えば、こんな記事がありました。

生徒は8日、点字ブロックの上を歩いていたところ前から来た容疑者が白杖に接触して転倒、その後、脚を蹴られた。

引用元:全盲少女負傷の容疑者特定 | 産経ニュース

このケースでは、容疑者を特定したようですが、泣き寝入りするケースも多いようです。というのも心無い人が加害者だった場合に、視覚障がい者側へ責任転嫁することもあるでしょう。また、白杖を持っている(≒見えていない)と判明した途端に立場を切り替えたり逃げたりも有り得ます。

世の中には悪意を持つ人も存在する訳で、弱者を狙う事件もたまに耳にします。

何か対策しないと心無い相手のよるトラブルが、やがてトラウマになり、外出できなくなってしまいます。

白杖と道路交通法について

道路交通法の第14条には以下のように定められている

第14条(盲人及び児童等の保護)

  1. 目が見えない者(目が見えない者に準ずる者を含む。以下同じ。)は、道路を通行するときは、政令で定めるつえを携え、又は政令で定める盲導犬を連れていなければならない。
  2. 目が見えない者以外の者(耳が聞こえない者及び政令で定める程度の身体の障害のある者を除く。)は、政令で定めるつえを携え、又は政令で定める用具を付けた犬を連れて道路を通行してはならない。

引用元:白杖 | Wikipedia

つまり、視覚障がい者は歩行上の安全確認と他者への注意喚起のために白杖or盲導犬を通行する必要があるのです。

法的に定められているから、白杖を持たない場合のトラブルは視覚障がい者側に過失を問われる可能性があるということです。逆に白状を持っている場合は相手がそれを認知しているハズなので多くのケースで相手側の過失が問われることでしょう。

視覚障がい者の外出はこんなに危険が!?

探すとこんなにたくさんの情報が出てきました

○視覚障害者 外出で「危険」や「恐怖」7割 4割はトラブルに発展も 埼玉(1/2ページ) – 産経ニュース
https://www.sankei.com/region/news/140923/rgn1409230038-n1.html

○アンケート調査による視覚障害者の外出時のトラブル。
http://123451261256.blog45.fc2.com/blog-entry-285.html?sp

○視覚障害者への差別や犯罪、嫌がらせやトラブルが絶えない 関係者は「氷山の一角にすぎない」という – NAVER まとめ
https://matome.naver.jp/odai/2141134259168013901

○2015年度視覚障害者の事故被害にあった人は44人、今私たちにできることは? | 株式会社ハローワールド|Hello World CO.,LTD
http://hello-world.co.jp/%E6%9C%AA%E5%88%86%E9%A1%9E/0803.html

○被害を受けても「被害者」になりにくい障害者の現状(改題)(みわよしこ) – 個人 – Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/miwayoshiko/20140927-00039464/

○白杖:視覚障害者の「目」、折損増加 自転車が接触、修理の6割超: 日本盲人福祉委員会お知らせ
http://keyeclinic.exblog.jp/16829735/

○じてんしゃのみせ 道[タオ] 長野の自転車屋 - 歩道は歩行者に返そう ―視覚障害者の恐怖―
http://tao.naganoblog.jp/e806758.html

○落合啓士 公式ブログ – 2017年02月 – Powered by LINE
https://lineblog.me/ochiaihiroshi/archives/2017-02.html?p=9

引用元:視覚障害者の外出はこんなに危険

視覚障がい者がどれだけ不遇な状況に陥っているか、日常的に困っているか?が垣間見えることでしょう。

こうなるともう、車と同じように

ドライブレコーダーが欲しくありませんか?

そこで今回紹介したい解決方法は・・・

歩行レコーダーで身を守れ!

iOSアプリでドライブレコーダーならぬ、歩行レコーダーが開発されています。もちろん、視覚障がい者用アプリになります。

なので健常者の私用はダメですよ!!

バッテリー消費や仕様の問題上で最長20分までとなりますが、繰り返し録画可能です。ドライブレコーダーのように常に録画するのとは別になります。

外出先での移動中とかトラブルになりそうな気配を感じたら、胸ポケット等にあるスマホを録画するという使い方になります。

歩行レコーダーの特徴

本家サイトより引用です。

○iPhone対応。
視覚障碍者が使用する事を前提に開発され、全ての操作や設定をVoiceOverで行えます。

○エンドレス録画(ループ録画)対応。
10分・15分・20分 の中から好みに合わせて設定可能。
事件や事故やトラブルが起きた瞬間を見逃しません。
設定した時間に応じて、録画停止をした時点から遡って設定した分数間 録画されています。

○エンドレス録画(ループ録画)と通常録画の二つの録画タイプを装備。
用途に合わせて使い分けて頂けます。
エンドレス録画(ループ録画)は、あらかじめ起動させておいて事件や事故やトラブルが起きた瞬間を見逃さないために使います。
例えば歩きスマホや自転車や車両と接触したりぶつかったりしたとします。
その瞬間はエンドレス録画(ループ録画)が撮影していますが、その後 相手がやってきて謝罪せずに逆切れして突飛ばされたり殴られたりけられたり、差別的な事や人権を侵害するような事を言ってきたり、こちらが白杖を持っている事から視覚障害者と判断され、自転車の籠が壊れたとか車に傷が付いたので弁償しろとか、自分に落ち度はなくお前がぶつかって来たとか向かって来たとか突然出て来たとか言いがかりや脅迫をしてくる場合もあるかも知れません。
そういう事故後の相手とのやり取りの録画は長くなるのでエンドレス録画(ループ録画)は向きません。
その時に、録画時間に制限のない通常録画を使います。
事故後を通常録画でしっかり撮っておけば、警察が来た時や裁判の時に言った言わないで加害者と水かけ論とはなりませんし、こちらの主張を信じてもらえます。
警察が来るまでに加害者が逃げたとしても、捕まえてもらうための二つの録画で手がかりとしてもらえます。

○字幕タイムスタンプ機能装備。
画面下部に撮影時刻が表示され続けます。

○3つの解像度から選択頂けます。
低解像度・中解像度・高解像度(いわゆるフルハイビジョン相当)の中から好みに合わせて選択出来ます。

○カメラ位置設定。
撮影するカメラレンズを表と裏のどちらかを設定出来ます。
表とは液晶画面側、裏はその反対側と定義づけています。
装着する場所によって表のカメラ撮影か、裏のカメラ撮影か設定して頂けます。

○カメラ上下反転設定。
正撮影と逆撮影(180度反転撮影)のどちらかを設定出来ます。
ケースに取り付ける首かけ紐など多くの種類が市販されていますが、首かけ紐で首からiPhoneをを下げている場合、歩く度にiPhoneが左右に振れてしまい動画が綺麗には撮れません。
その様な場合は、100均ショップなどで販売している裏面がシールのマジックテープを購入し、それをiPhoneケースに貼り付ければ、マジックテープが洋服に張り付きiPhone の振れが少なくなります。
この場合はiPhoneは逆さまになっているので、カメラ上下反転設定を「あり」に設定しておきます。
そうする事でiPhoneが逆さまでも録画した動画は逆さになりません。

○iPhone の画面状態をVoiceOverで確認。
停止中・通常録画中・エンドレス録画(ループ録画)中・保存中を画面表示と音声で確認出来ます。

○動作状態問い合わせ内容を素早くサイン音で知る事が出来ます。
音量-ボタン、音量+ボタンの順に1秒以内に続けて押すことで、素早く動作状態をサイン音で知る事が出来ます。
・停止中  「ピ」
・保存中  「ピピ」
・録画中  「ピピピ」
  
○録画再生機能・ファイル削除機能を装備。
再生は通常再生の他に、音声付きでの早戻し・早送りを装備。
撮影した動画をその場で再生出来、必要でない動画を削除出来ます。

○必要な動画データをウインドウズパソコンに取り込めます。
iPhoneをライトニングケーブルでPCにUSB接続して、録画ファイルをPCに転送出来ます。
録画した動画をパソコンに取り込めますので、大切な動画をパソコンに保存し管理したり、再生したり、必要に応じてUSBやSDカードにコピーして保険会社や警察に提出する事が出来ます。

○さまざまな通知システムサウンド・音声ガイドを装備。
録画開始時・録画停止時・録画ファイル結合開始時・録画ファイル結合終了時・写真ライブラリ保存開始時・写真ライブラリ保存終了時などで、サイン音を出しますので、誤動作を防ぎます。

歩行レコーダーの価格と入手先

アプリは有料価格となり 2980円、または0円となります。0円って一部無料なの?と思われるかもしれませんが異なります。

本アプリは、障害者自立支援法に基ずく情報・通信支援用具給付助成による購入前提の製品となっています。従って役所の福祉課で手続きを行えば、負担してくれると見込んでいます。

ただし、役所側も前例がなかったり担当者がきちんと知識を持っていないと断られることもあるようです。もし役所で手続きしたい場合には、下記URLを参考にすると良いでしょう。

参考URL:歩行レコーダーの購入と役所とのやり取りアドバイス

アプリ詳細はコチラ

視覚障がい者支援「歩行レコーダー」案内ページ

購入はコチラから

商品のご注文から受け取るまでの流れについて

私のスマホはAndroidなので使えないですが、iPhoneをお持ちの方であればマストアプリと言って良いでしょう。

そもそもトラブルが起きない事が一番ですが、万が一の事を考慮して安全に活用していきましょう。

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