ヘルプマークGETしたぜよ!
こんにちは、身体障がい者(弱視&難聴)兼ITエンジニアのアッシャー木村です。
皆様ヘルプマークをご存知でしょうか?
もし・・・
「ヘルプマークってなんじゃらほい?」
という方がいらしたら、まずは
こちらのPR動画(30秒)をご覧ください。
ヘルプマークとは?その利用対象者は?
外見では分からない方々を支援や配慮が必要だと知らせるためのマークです。
対象者は、身体障がい者(視覚、聴覚、人工関節、義足など)・内的障がい(内臓疾患、パニック障害、対人恐怖症、ADHDなど)、難病、妊娠初期の女性と言うような病気や障がい有無に関わらず配慮を必要とする方です。
一部の都道府県を除き、全国的に各自治体で配布されており、誰でも受け取ることが可能です。
ヘルプマークが誕生した経緯、
2011年の東北大震災で特別な配慮や支援が必要が障がい者や患者さんが上手く伝えられずに混乱を極めたことをきっかけに東京都議会で採択されたことにあります。
先日私も区役所へ行きましたが、特段手帳の提示や身分証明は求められませんでした。さらに父親と友達の分も・・・と計3つ受け取ることが出来ました。
ただし、自治体によっては一人1つまでとホームページに明記してある所もあるようですので、複数受け取れるかどうかは最寄りの自治体ホームページを確認するか、お問い合わせてください。
ヘルプマークはどこで利用するの?
ヘルプマークは2020年の東京オリンピック(パラリンピック)開催に向け、外国人観光客にもわかりやすい全国共通JISマーク(案内用図記号)として2017年に追加されました。そのため全国的に利用することが可能ですが、すぐに案内用図記号を差し替えられる訳ではないので、これから徐々に目にする機会が増えて認知度が高まるでしょう。
利用する方法は、ヘルプマークの裏側に配慮して欲しい内容を記載してシールを貼り、電車等で第三者が見えるようにストラップを付けましょう。
配慮(支援)して欲しい内容はどう書けばいいの?
支援・配慮して欲しい内容は理由や苦手なことを共に記載すると良いかと思います。
以下は記載例なのでご参考下さい。
<配慮して欲しい内容の記載例>
- 耳が聞こえないので、筆談をお願いします。
- 弱視なので、商品名や価格を読み上げて下さい。
- ペースメーカーがあるので、荷物をレジまで運んで欲しい。
- 認知症のため、現在の場所を●●宛(xxx-xxx-xxxx)まで連絡してください。
- 知的障がいのため、簡単な言葉で説明をお願いします。
これらの例のように老若男女問わずその症状に合わせて書きましょう。
私のような網膜色素変性症ならば、
「視覚障がい(視野が狭い&夜盲症)のため、人混みや薄暗い場所が苦手です。道案内をお願いします。」
のような記載で良いでしょう。
ヘルプマークを見かけたら?
もしヘルプマークを持つ人を見かけたら、場所に応じて主な支援内容が異なることが多いでしょう。
電車やバス内:「席に座りますか?」と一声掛けて席を譲りましょう
駅や公共施設等:「何か困りごとはありますか?」と声を掛けましょう
状況が不明な場合:「何か手伝えることはあります?」と支援内容を尋ねましょう
仮に話しかけてもその方が上手く説明できない人もいるかもしれません。その場合には
「ヘルプマーク記載内容を見ても良いですか?」と一言断りながらヘルプマーク裏面の配慮して欲しい内容を確認しましょう。
地元の自治体でヘルプマークがない!そんな時は?
多くの自治体ではヘルプマークが無くてもヘルプカードを配布している場合があります。しかしながら、自治体によっては対象者を手帳や特定の難病に指定することもあるようです。私の住む自治体ではヘルプマークと同様にヘルプカードも誰でも使用できました。
ヘルプマークとヘルプカードの主な違い
<ヘルプマーク> | <ヘルプカード> |
・配慮して欲しい内容 | ・配慮して欲しい内容 |
・障がい名、病名、症状 | |
・かかりつけ病院名、主治医、連絡先 | |
・氏名、連絡先 | |
・家族の緊急連絡先など |
上記のようにヘルプカードだと支援内容に加えて緊急用の病院や連絡先があることですね。
細かい記載内容も自治体によりけりなので、ヘルプカードがある場合は詳細(対象者や記載内容)を確認してください。
どうしても自治体に行けない事情があるなら・・・
ヘルプカードを欲しくても何らかの理由(歩けない、遠い等)により、自治体まで行けないことがあるでしょう。そんなニーズを察知しているのか、ネットオークションやフリーマーケットアプリでは500円~数千円で転売していることもあるようです。往復の交通費を考えたら安いかもしれません。
しかし、それらを購入する前にやれることがあります。実はヘルプカードを自作できるのです。プリンターがあればすぐに印刷可能です。
<注意事項(2018.12.29時点)>
- デザインを変えないこと
- 縦横の比率を変えないこと
- カラーで印刷すること
- 上下左右に余白が必要であること(本体:余白=1:2)
- 配布や販売する場合は申請書を東京都福祉保健局まで報告すること
下記はガイドラインのP5の禁止事項を抜粋した物です。
ちなみに縦横比率を維持したままなら拡大や縮小は自由に変更可能です。また、配布や販売ではなく個人で自作する場合は申請書は不要です。
詳細については下記のガイドライン(Word)で最新情報を確認してください。
200円でヘルプマークを自作する!
必要なのは、下記2つのみです。
・100円ショップでカードケースやIDカードホルダー、ネームホルダー等を買う
・プリンターで印刷する
正確には100円(税抜)+印刷代です。前項のガイドラインを印刷してもヘルプマーク原寸大のページがあり、切り取ればすぐに使用可能です。
印刷したら裏面の余白に配慮して欲しい内容を書きます。
パスケースにする場合は、ケースから取り出して配慮して欲しい内容を見せましょう。
例えば、両面ネームプレートだと表面裏面も見えて便利ですし、名札を安全ピンで止めるのも良さそうですね。
我が家にはプリンターがない(泣)
そんなアナタも大丈夫です。
セブンイレブンのコピー機でネットプリント(カラー:60円)印刷可能です。その際に8桁のプリント予約番号が必要になりますので、事前に下記リンク先で確認しメモしましょう。
ネットプリント予約番号が有効期限内であれば、印刷可能ですよ!
セブンイレブンでのコピー機操作方法は下記リンク先を確認してください
セブンイレブンで無事に印刷出来たら、裏面の白紙部分に配慮して欲しい内容を書いてくださいね!