【聴覚障がい向け】2019/3/1より、みえる電話サービスが始まるゾ!【NTTドコモ】

「音声をリアルタイムで文字に変換表示するアプリが出るぞ!」

「この技術により恩恵を授かり救われる人がいるハズ・・・」

こんにちは、身体障がい者(弱視&難聴)兼ITエンジニアのアッシャー木村です。

NTTドコモ社にて聴覚障がい者向けのサービスが発表されました

「見える電話」サービスとは?

みえる電話 サービス・機能 | NTTドコモ

聴覚障がい者(難聴者、ろう者)が電話利用を補助するサービスです。

電話相手の声をリアルタイムで文字に変換してスマホ画面上に表示させるアプリです。

なお、NTTドコモ社内の聴覚障がい者が開発に携わった経緯があります。

「みえる電話」サービスの利用例

細かい説明は抜きにして動画で見たい人はコチラの紹介動画をご覧ください。

「みえる電話」サービスの特徴

相手の通話内容を音声に加えて文字変換で表示可能。

利用者は音声+文字を見てから音声で相手に話すことが出来ます。

また、利用者が音声で伝えるだけではなく、文字入力してそれを音声に変換して相手に伝えることも出来るのです。

聴覚障がい者の中には発音が苦手な方もいるので文字→音声の返還は助かりますね。

利用者と通話相手との間に「みえる電話システム」が中継して文字変換や音声変換等やり取りされます。

一応サービス品質向上の為にこのシステムへ最大6ヶ月間保存されるとのこと。ただし誰かは特定できない状態で保存となるとのことですが、この辺りを気にする方はサービス利用を控えて下さい。

個人的には、どちらかと言えば文字入力に関する細かい仕様を知りたいですが、まだ詳細は不明です。この辺りは実際に使用して試してみたいですね。

「みえる電話」サービスを利用するには?その料金は?

利用条件は、NTTドコモを契約していること。料金は無料ですが専用アプリをインストールが必要です。。

対応機種はAndroid6.0以上、iPhone11以上であること。

サービス提供開始は2019/3/1から。

利用者にとって何よりも無料なのが嬉しいですね!

私はドコモ利用なのでサービス提供開始したら使ってみます。

「みえる電話」サービスの将来性を考えてみる

現在は聴覚障がい者向けとして提供していますが、音声⇔文字変換の仕組みは他言語との変換にも応用できそうですね。既に言語翻訳アプリは存在していますがドコモのような3大キャリアが本腰を上げることで携帯会社にしか実現出来ない優位性を保てるかと思います。

あとはどこまでリアルタイム性を維持できるか?に掛かってきますが、今後もさらに性能向上して、自分の話した母国語が翻訳込みの文字変換&音声変換が現実味を帯びて来る日も近いでしょう。

この手のサービスに付きまとう問題がシステムに保存されることで盗聴などの懸念点。海外では国によってスパイや盗聴は当たり前でその通話内容を以ってテロを事前に防止したり逮捕するケースもあります。

日本でもこの動きに反対する人もいるので、各々で選択できるのが良いか考えられます。

少し似たサービスとして電話リレーサービスがありますが、コールセンターが24h対応していないことや手話が出来る人材の確保も必要です。今回の「みえる電話」では、このデメリットを解消できちゃいますし、手話をしなくても良いです。

今後はさらにもう一歩踏み込んだシステムで聴覚&視覚障がいのある「盲ろう者」でも利用できるようにして欲しいです・・・。

どうやってそれが実現できるか?を考え続ける必要がありそうです。

何はともあれ、聴覚障がい者でドコモユーザーの方は利用を検討してみて下さい。

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