こんにちは、身体障がい者のアッシャー木村です。私は視覚障がい(網膜色素変性症)と聴覚障がい(感音性難聴)の2つを合わせ持つアッシャー症候群と呼ばれる難病を抱えています。
しかも数万人に1人という選ばれし逸材です。進行性の病気のため、弱視+難聴の今だから出来ること、伝えることが出来ると信じています。
ここでは、身体障がい者(難聴)として過ごしてきた青年期(高校~大学)にさかのぼってお話致します。青春をゲームが急上昇する時期となり、障がいの話よりもゲームを通じて人間的に成長出来た部分を中心に伝えていきます。
数々の失敗を経験しながらも全国ハイスコア1位をこの手に掴み取るまでの
過程をしばしお付き合いください。
第32語ン
「ハイスコアへの頂。希望を打ち砕く意外な強敵!?」
1分28秒は、ほぼ全パターンを
繋いだと思われるタイムである。
もしくは我々の知らない
最速パターンがあるのかもしれない。
何はともあれ、1分30秒を切るには
神の領域に達するような想いだった。
それならば、
我々の持つ全てを賭して
神に抗おうではないかッ!!
あくなき挑戦は続く。
・・・チャンスは突如やってきた。
後半まで全パターン繋がる時が来た。
ラスボス手前のCPU戦だ。
大丈夫。ここは安定する。
いつも通りやれば問題ない。
何十回、何百回と同操作で倒して来た。
今回も日常の如く倒せ・・・ない!!
敵のHPが僅かに残ったのである。
「何か手元が狂ったのだろうか・・・?」
気のせいか・・・
きっと何かのタイミングがズレたのだろう。
疑念を抱いたまま、そう思うことにした。
以下、違和感を放置しない!です。
違和感を軽視するべきでない理由
どこかおかしいと違和感を覚えた時、その感覚に根拠がなく、そう感じる自分に自信がもてない場合、その違和感を放置しておくことがあるかもしれません。
違和感を放っておいた場合の実害がイメージしにくいので、つい軽視してしまいがちになるのです。
もしその違和感が自分の身体に関することであったなら、放っておくとケガや病気に繋がることもありますから、病院に行ったり薬を飲んだりするでしょう。
それと同じで健康以外に関することでも、どこかおかしいと自分が感じたのなら、やはりきちんと注意を向けるべきなのです。
例えば、「理由はよく分からないけれど、今いる会社は自分に合わないような気がする」という違和感をそのままにしておくとどうなるでしょうか。
退屈な、あるいは好きでない仕事に埋もれてしまい、気づいた時には、本当にやりたいことをやるには時期が遅すぎたという結果になってしまうかもしれませんよね。
勉強になった、とその経験が前向きに自分の今後へと活かせるのであれば良いのですが、もっと早くに行動を見直していれば良い方に結果が変わっていたかもしれないと、くよくよ考えてしまうことの方がきっと多いはずです。
このように、違和感とは一度自分の状況について見直すべき機会だというサインなのです。違和感を放置することはやめましょう。
違和感への対処法
発想や行動を変える以外にも、違和感への対処の仕方はあります。それはシンプルなもので、違和感に素直に従う、ということです。
最初に例として挙げた仕事における交渉の場合には、すぐに取引を交わすのではなく一旦持ち帰ることで、本当にその相手が信用できるのかどうかについて考えることができるでしょう。
人が何かを考える時に、既知の情報をすべて使えているという訳ではありません。
その時は思い出せなかった情報、言われてみれば当たり前だけれどなぜか気づかなかったロジック、あるいは目の前にあるのに見落としてしまった何かの兆候。
人間は完璧でない以上、そういう、「一応、情報としては入ってきてはいるけれどなぜか使えていない」という潜在的な情報が、「なんとなく違うんだよなぁ」という感覚のもとになっています。
その違和感の理由を明確な理屈で説明できないために、従うのは少し勇気が必要なことかもしれません。
でも、それは自分では処理しきれていない情報を直観的、無意識的に感じ取り、いわばバックグラウンド的に処理しているということかもしれません。
それに従うことによって、顕在化していない自分の視点を得ることができるということもあるでしょう。
しかし、またその時は訪れた。
再び全て繋がった際に
CPUを倒しきれないのだ。
どうやら、ゲーム時間内で
ある一定時間を経過すると
ダメージ上方修正が入るのだ。
これまではその補正により
丁度CPUを倒して来た。
しかしこの補正が掛からないと
倒しきれないというオチだった。
なんてこったい・・・
最速パターン(補正なし用)を
再構築して修正するが、若干タイムが落ちる。
補正ありだとクリアタイムは早まるが
記録更新は難しい。
補正なしだと若干タイムが劣るため
記録更新も微妙なラインになるジレンマ。
予期せぬゲームシステムの大きな壁に
苦しめられることとなる
現在も有効なハイスコアは
1分28秒94である。
そう、とどのつまり
記録を塗り替えることはできなかったのだ。
だがしかし、
このゲームの続編が出ることになる。
その続編へとハイスコアの
ステージを移す。
次回へつづく
【次回予告】アッシャー症候群(USH)に光を照らしておくれよ!
「USH!」「USH!」アッシャー症候群 TypeⅡのアッシャー木村がお送りする
拝敬!パイナップル先輩!!
今回の語りは、最終的な記録は
広島県の方が保持したままである。
私の心残りの1つでもあった。
次回、第33語ン
「それゆけ!RTA。続編でアタックチャンス!?」
人生で大切なことは、ゲームで学んだ。
タイムアタックに挑戦する人を
タイムアタッカーと呼んでたんだなぁ。みつを。
最近は下記パイナップルゼリーにハマってます
次回も逃さず絶対(ぜってぇ)見てくれよな!