こんにちは、身体障がい者のアッシャー木村です。私は視覚障がい(網膜色素変性症)と聴覚障がい(感音性難聴)の2つを合わせ持つアッシャー症候群と呼ばれる難病を抱えています。
しかも数万人に1人という選ばれし逸材です。進行性の病気のため、弱視+難聴の今だから出来ること、伝えることが出来ると信じています。
ここでは、身体障がい児として過ごしてきた幼少期の頃からさかのぼってお話致します。物心ついた時には既に補聴器と共に生活をしていたので、覚えている記憶の範囲でとなることをご了承ください。
第4語ン
「KMK形成術で形勢逆転!?開かれし穴(セキュリティホール)を封鎖せよ!!」
私は現役ITエンジニアとして仕事しています。関連ニュースでシステムのセキュリティホール(脆弱性)が見つかり、悪用されると安全性を脅かす危険性があります。
幼き日の私にも左耳のKMKにあったわけなのです。セキュリティホールが・・・
えっ?
KMKが何かって??
KoMaKu★ですよ。鼓膜。
鼓膜に穴があいているとよろしくないことが起きたりします。
鼓膜に穴があきっぱなしになると、聴力の低下や炎症が起こります。
鼓膜は音を振動に変える器官です。そこに穴が開いてしまえば、音が振動に変換されにくくなってしまいます。完全に聴こえなくなるわけではなく、音が遠くに聴こえたりくぐもって聴こえたりすることが多いでしょう。
また、鼓膜に穴が開いていると雑菌が中耳へ入り込みやすくなります。中耳の炎症とは、すなわち中耳炎のことです。
鼓膜に穴があきっぱなしになると、中耳に発生した膿が耳だれとなって流れ出ます。不快なのはもちろんのこと、炎症をくり返すことで聴力が低下することもあるでしょう。
よく耳から水(膿)が出てくることがありました。
当時はよく分からないまま手術を迎えましたが、今こうして調べてみるとITシステム同様にいつまでもセキュリティホールを放置できない訳ですね。
小学高学年の頃でしょうか。左耳に局部麻酔をして私のセキュリティホールを封鎖するための
鼓膜形成術することになります。
局部麻酔で迎える手術は初めての経験でとても緊張しました。
麻酔が聞いていたので痛みはなかったのですが、耳の付け根辺りを切り開かれる感覚が何となく嫌で静かに涙を流していました。それに気づいた看護師さんが心配して定期的に顔を見られていたのを覚えています。
そんなこんなで無事に手術も終わりました。
手術痕も目立たないようですが手触りが若干ザラザラとするので、すぐにわかりますね。
約30年経過した今では左耳の方が聴力が良く、右耳の高音が聞こえなくなってきているので、効き耳として活躍中です。
次回へつづく
【次回予告】アッシャー症候群(USH)に光を照らしておくれよ!
「USH!」「USH!」アッシャー症候群 TypeⅡのアッシャー木村がお送りする
拝敬!パイナップル先輩!!
今回の語りは、人工鼓膜での手術でした。それ以外の手術は盲腸で数日激痛に苦しんだ時でした。こちらは手術痕が残っています。闘う男の勲章だYo!
次回、第5語ン
「はい!ひょっこりはん?むしろ引っ込み思案☆彡」
夏と言えば、パイナップルがひょっこりはんしてくる季節や!
ジュールやアイスなど、さっぱりしたい時にはパイナップルがベストチョイスやで。
今夏はどんな新商品が出てくるか楽しみにして待つべし!
次回も逃さず絶対(ぜってぇ)見てくれよな!